腐ったりとか語ったりとか。

当サイトの「ｍｉｘ」コンテンツの『キラとアスランの日記』を不定連載中です。
（といっても非常に滞ってはおりますが…）
あくまで　「ｍｉｘ」コンテンツ設定の二人による日記　という取り扱いですのでご注意下さい。

「残る３名が決まらないのは私のせい」
「おい、ユキ！それは違うぞ」
「そうです。そんな言い方しないで下さい」
「でも、それが事実」
「違う！」
「私は通常の黒魔道士よりも魔力が高く、そのために平均的な冒険者以上の魔法ダメージを与えてしまう。一撃で倒してしまう事も少なくない」
淡々と説明する女の子に、ああもう、と男の子が歯噛みする。
「それ、すごく楽に敵を倒せるってことじゃないか。ＬＶ上がるのも早そうなのに、なんで集まらないんだ？」
腑に落ちない様子のカガリの隣で、クラウドさんが腕を組んだ。
「スキルか」
「そう」
「ユキの魔力をアテにして楽に上げようっていうような奴には、制裁喰らわしたしな」
フン、と腕を組むタルタル君に、爽やか暗黒騎士が苦笑した。せ、制裁って何だろう…。
「敵があっさり沈むとスキルが上がらない、だが１ランク上の敵を相手にすると今度は苦戦しすぎる、だがメンバーを増やすとあっさり沈む…」
「悪循環ね…。それで発想を変えてみたってこと？」
クラウドさんとマリューさんが頷く。
僕とカガリが顔を見合せて、わかるか？ううん、と目と顔で会話。その下から、溜め息ひとつ。
「言い忘れた。ああ、いやこういう時は申し遅れましたっていうのかな。彼女はユキ、こいつはイツキ、…俺はキョンだ。よろしくな」

ごく普通のＰＴ紹介。だけど、僕ら双子以外の全員が、えっ、と彼を振り返った。ていうか、見下ろした、かな。
…ん？
彼なにかヘンなこと言った…？

メア石を取って、さあレベリングしようか、って話しながら歩いてたら。

「こんにちは」

にっこり笑う、爽やかで朗らかな暗黒騎士。
「突然失礼ですが、もしＬＶ上げに行かれるなら、ご一緒させて頂けませんか？」
「悪いけど、もうフルメンバーなのよ」
「アライアンスっていうのはどうだ？」
何だかんだでリーダー権を持ってたマリューさんが答えると、その足元から声が。
暗黒騎士さんのお連れさんのタルタルが２人。
男の子のほうはマリューさんじゃなくて、僕に話し掛けてきた。
「少し気が早いメリポだと思ってくれると有り難いんだが」
「あ…えーと…」
めりぽって何だろう、って首をかしげたら、ムゥさんがポンと肩に手を置いた。
「しかし、なんでわざわざ？確かに組めないＬＶじゃないが、あと３人くらいすぐ集まるだろう」
「あ～…それはだな…」
「まあ、色々ありまして…」
気まずい様子で口ごもるタルタルさんと、苦笑しても爽やかな暗黒騎士。
ぴ、と手を上げたのは、今まで無言だったタルタルの女の子。
「私から説明する」






しまった本編先に上げたほうがやりやすいぞこのへん；；

なんでウィンダスなんだろう。
僕らのＬＶ帯がレベリングできるようなポイントがあるのかな？
と思ったら、

「いいえ？別にここが凄くいいポイントってわけじゃないわよ」

だって。あれ？

「デムとホラで石取っただろ？ここのメアで三国揃う。テレポ取ったらすぐに動けるから便利だぜ」
「あーっ、こら！ネタバレするなよ、後になってからそういうことかーっていう顔見るのが楽しみだったのに！」

金髪２人で盛り上がって、ってカガリがボソッと言うから、つい笑っちゃった。
「そういうカガリも金髪じゃない」
「俺もな」
「あ」
「金髪率高いわよね、このＰＴ」

のんびりと話しながら、僕達はウィンダスを歩く。

うーん、とティファさんが考え込んだ。あれ？
「調べるのは構わないけど…居場所が分かっても追いかけられないんじゃ意味ないんじゃない？　先にＬＶ上げしたらどうかな」

クラウドさんに連れて行かれたのは、下層のお店。
ダイニングカフェとバーを足したような、賑やかで明るい、感じのいいお店だ。
紹介されたティファさんはこの店の店長さんで、実は情報屋でもあるっていう、健康的に日焼けした肌と綺麗な黒髪の美人さん。
クラウドのお連れさんなら喜んで力になるわよ、って笑ってくれたんだけど、事情を説明したら、そんな返事が返ってきた、ってわけ。

…うーん…。
確かにそのとおり、なんだよなぁ…。
へこみかけてた僕の肩に、マリューさんの手がのせられた。

「それじゃ、ウィンダスに行きましょうか」

にっこり。







また久々になっちゃった。そろそろ本編も更新したい…。

取り急ぎご案内です。
価格が300円から200円に変更になりました。
インフォいじれるのは日付変わってからになりそうなので、ひとまずこちらでお知らせさせて頂きます。