さて久々の護衛だな、ってガイさんが微笑む。
え? って尋ねたら、冒険者を探すならジュノに行かなきゃ始まらない、ってクラウドさんが。
僕もカガリもまだジュノに行くには早すぎるらしいから、みんなが守りながら案内してくれるっていうんだけど。
「飛空挺で行けばいいだろ?」
きょとんとしてカガリが一言。
でも飛空挺に乗るには許可証みたいなのが要るって、みんな無理だって言うものだから、やってみなくちゃ分からないだろ! ってかえって意固地になっちゃって。
カガリの気が済むまでやらせてやろう、ってみんなが苦笑しながらついてくる。
カガリは僕の手を掴んでずんずん進む。
「む…バストゥーク大統領の子息と子女か。バストゥークへはジュノで乗り換えるといい」
あっさり。
………え、あれ?
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