「ごめんなさいね、興奮しちゃって」
落ち着いたレノアおばさんは、サンドリアティーを注文して苦笑した。
「本当に大きくなって…もうキラちゃんなんて呼べないわね」
あなたがカガリさんね。双子だとは聞いていたけど、本当にそっくり。
そう言ってふわりと微笑むレノアおばさんに、珍しくカガリも大人しい。はにかんで頷いていた。
「あの、それで…」
「分かってるわ、アスランでしょう?あの子も冒険者になってるのよ。今頃どこにいるのかしら…全然連絡寄越さないから、行方不明みたいなものなのよ」
これは完全にすれ違っちゃってるなぁ…。
まさか貴族のアスランが冒険者になってるなんて、って声に出しちゃってたみたいで。
「騎士団のエリートコースを蹴って、家出みたいに出ていったの。だから私にも連絡寄越さないんだと思うわ」
…。
ちょっと、意外…かも。
超久々に続き。
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